さあ、私と一緒に金属・材料の奥深い世界に行ってみましょう! 貴社の材料事故が無くなることを願って!
金属材料の事故で最も多いのがステンレス鋼を含む鉄鋼材料に関するものです。それは現在の産業基盤が鉄であるからです。しかしながら、全国の大学で金属材料に関する講座が名前を変え、現在はマテリアル工学やナノマテリアル工学など、一見見栄えのする科名に変更されてしまいました。しかしながら、金属の基本は変わりません。いくら学生に人気が出るような名前に変更しても基本ができていなければ、それは砂上の楼閣にすぎません。未だに金属材料に関してこのように事故が多いのは金属材料を十分に理解せずにモノづくりを行っているためであると思われます。基本をないがしろにしてモノづくりはできません。もしそうすればクレームの山となって帰って来ることを覚悟しなければなりません。クレームで済めば費用が必要ですがまだ救われます。しかし材料を軽んじたり定期点検を怠って人身事故に至った例も多くあります。これからお示しする私が出会った多くの実例がそれを如実に物語っています。
では、早速ですが始めましょう。